【高津区の整体/カイロプラクティック】腰痛・肩こり・姿勢改善なら溝の口カイロプラクティック院

のくちぃ散歩

大山街道 〜その4〜 【2013年7月30日】

高津区民祭

7/28(日)は高津区民祭でした。

 

今回はその模様をある程度お伝えしようと思っていたのですが、開催時間内は一歩も外に出ることができませんでした。

 

仕事が終わって外に出てみると、屋台も片付けられ通行止めも解除され何事もなかったように車が通っていました。

 

まさに後の祭り…
パレードの音楽やお神輿を担ぐ威勢のよい声はたくさん聞こえてきたのですが。

 

ということで、またまた大山街道のぶらり散歩をお伝えしていこうと思います。

 

江戸時代からの薬屋

灰吹屋

ということで、前回の続き、大山街道と府中街道の「高津」交差点から溝の口方向へ進んでみました。

 

通りのすぐ右側に江戸時代から続く薬屋「灰吹屋薬局」さんがあります。

 

おなじみの「川崎歴史ガイド」によりますと、

 

江戸時代からの薬屋

 

江戸期、この辺りで唯一つの薬屋だった「灰吹屋」。街道をゆく旅人はもちろん、小杉、登戸方面からも買いに来たという。今に残る蔵は、昭和三五年まで店として使われていた。

 

とありました。

 

灰吹屋〜ガイド〜

この灰吹屋さん、溝の口界隈をはじめとして川崎市内にドラッグストアや調剤薬局として数店舗ありますね。こちらが本店だったのでしょう。

 

当時、大山道では青山からここまで薬屋が無いうえ、「灰吹屋の生薬はよく効く」と評判でとても繁盛していたそうです。

 

シャッターに綺麗に描かれた絵がとても印象的でした。
この蔵構えも、マンションが立ち並ぶこの通りの中で、当時の趣が残され心がなごみます。

 

大山小径

大山小径

灰吹屋さんから大山街道を挟んで反対側には「大山小径」と名付けられた広場のような並木道があります。

 

タイル貼りの通路には、一番の「赤坂御門」をはじめ、左右交互に15枚の絵タイルが埋め込められ、一五番の「粕屋(大山不動へ二里)」までの絵タイルを踏み歩くと、18枚の絵タイルを組み込んだ大山寺雨降神社真景に到着します。

 

正面は大山全景、左下に江ノ島、右上に雲の富士山があり、コンパクトに大山詣りの疑似体験ができるというものです。

 

折角なので、ここでも大山詣りの疑似体験をしてみましょう。

赤坂御門

1.赤坂御門
 
大山街道起点

 
渋谷

2.渋谷
 
三軒茶屋へ壱里
 
豊蔦郡

 
三軒茶屋 

3.三軒茶屋
 
ニ夕子へ二里
 
荏原郡

 
二夕子 

4.二夕子
 
荏田へ二里
 
玉川六郷の水上

 
溝ノ口 

5.(泊)溝ノ口
 
右枡形山
 
左り影向寺道

 
馬絹 

6.馬絹
 
橘樹郡

 
荏田 

7.荏田
 
依田とも書り
 
長津田へ二里

 
谷本 

8.谷本
 
恩田をへて長津田にいたる
 
都筑郡

 
長津田 

9.長津田
 
鶴間宿へ一里

 
鶴間宿 

10.(泊)鶴間宿
 
川原口へ二里半
 
是迄武蔵

 
鶴間の原 

11.鶴間の原
 
上鶴間
 
是まで相模

 
川原口 

12.川原口
 
厚木へ十八丁

 
厚木 

13.厚木
 
愛甲へ三十四丁

 
愛甲 

14.愛甲
 
粕谷へ廿二丁

 
粕谷 

15.粕谷
 
大山不動へ二里

 
大山 

到着しました!
 
おつかれさまでした。

 

溝口南公園

この大山のタイル絵の奥には

 

「郷土の平和を祈って 私達の先輩は 戦没した祖国の平和を護って 犠牲者になり眠っている 世界の平和を念じて私達は永遠に忘れない」

 

と刻まれた慰霊碑が建てられていました。

 

また、その先には溝口南公園があり、またその奥には高津こども文化センターがあります。

 

当日はかなり暑い日でしたので、公園にはほとんど人影はありませんでした。

 

大山街道ふるさと館

大山街道ふるさと館

さらに先に進むと、すぐ先右側に「大山街道ふるさと館」があります。このふるさと館は大山街道にまつわる民俗・自然などに関する貴重な歴史的資料などが保存、展示されています。

 

どなたでも無料で入館することができます。

 

今まで何度もふるさと館の前を通っていますが、一度も入ったことがありませんでした。今回は初めてお邪魔してみようと思います。

 

高幡不動尊道 道標

と、その前に、入り口向かって右側には高幡不動尊道の道標が建てられていました。。

 

この道標は元々、現在の場所より25mほど府中街道よりに建てられていたそうです。
そこが元々の大山道と府中道の交差点だったようで、大山街道と交差している小道は今の府中街道の旧道だったのですね。

 

この交差点から北西に進み、登戸を超え、稲城市、さらに多摩市を越えて高幡不動尊に到着する道標の役割を果たしていたのですね。
確かに今の府中街道をずーっと北西に進んでいくと高幡不動尊に到着します。

 

ふるさと館 展示室

それでは中に入ってみましょう。

 

ひっそりとしているので、入ってよいのか躊躇してしまいますが、「中を見せていただいていいですか〜?」と事務所の方に声をかけると、「どうぞ〜」と、中へ。

 

通路の両側にはかなりの資料が展示されています。

 

その先には展示室があり、豊富な資料でいっぱいでした。
一日かけてじっくり見学したら、高津や大山街道のことで分からないことは何もない、というくらいの知識がつくのではないでしょうか。

 

今回は一通り眺めて退散してきましたが、また今度じっくり見学に来たいと思います。

 

大石橋〜二ヶ領用水〜

大石橋その1

さらに進むと、二ヶ領用水にかかる石造りの橋があります。大石橋です。
その橋を渡る手前左側に、ここにも川崎歴史ガイド。

 

二ヶ領用水と大石橋

 

徳川家康の命を受け、代官小泉次太夫は、一四年に及ぶ難事業を完成。用水は、川崎のほぼ全域にあたる稲毛・川崎の二ヶ領を潤した。その本流は、ここ大石橋で大山街道と交わる。

 

とありました。

 

大石橋その2

当時は二枚の大きな石でかけられていたことから大石橋と名付けられたそうです。

 

春にも紹介しましたが、この二ヶ領用水沿いには桜の季節には見事な枝垂桜で埋め尽くされます。

 

 

さらに進むと「溝口駅入口」の交差点へ。

 

この交差点を右に曲がると、すぐに溝の口カイロプラクティック院です。
また左に曲がると溝の口の駅へつながります。

 

溝口駅入口

この交差点の手前右角に前回紹介しました旅館の「亀屋」がありました。
今ではマンションになってしまっていますが。

 

今回はここまでにしましょう。
次回はさらに南西に進んでみます。

 

それから、8/17(土)は多摩川の花火大会があります。かなりの人手で賑わいます。こちらも楽しみですね。

花火大会予告

お散歩マップ

多摩川花火大会予告

今回のお散歩マップ

【お散歩日 2013年7月30日】

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